農作業を手伝うなど、仲間が集まる場所として利用している母屋。この家のかやぶき屋根のふき替え作業を始めた。今回、屋根の足場作りと、かや干しをした。福島県喜多方市で刈ったかやの量は、2トンとトラック1台分。枯れ切っていないので、乾かすために「かやぼっち」を作った。長野県小谷村に伝わる手法で、直径30センチほどのかやの束を立てて組み合わせて置いて、真冬の冷たい風にあてる。 かつて、かやぶき屋根の家には農家が住み農業を営んでいたが、今では珍しい光景になった。「かやぶき屋根を活用して農業をしていく光景を取り戻していけたらうれしい」(動画・文=福本卓郎)