「隣の葉と葉が重なり合い風通しが悪く、光をさえぎり健康な苗に育たない」。そうならないように、苗のずらし作業に励む。今回、鉢上げしてから10日ほどたったミニトマトの鉢を、ハウス内に一つ一つ広げて置き、丈夫な苗に仕上げていく。「このまま順調に育てば、4月の中旬から下旬に定植。6月中旬以降に収穫できる」
動画と文=福本卓郎
自然の力を借りて畑を育てる農業を目指したいーー。この思いを胸に、7年間の会社勤めを経て茨城県石岡市に移住した山田晃太郎さんは、小さい頃からずっと生き物が好き。農業は食べ物を作るだけでなく、生き物が育つ環境をつくること。自分が生き物の世界に入れる窓口が農業と、大学生の時に考えた。借りた土地は、広さ2.7ヘクタール。今年も60品目を栽培する計画を立てている。
続きの山田君
※この動画は7日に公開します前回の山田君